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Led Zeppelin を聞く、私的寒修行③~ロックにおけるモード奏法運動 [音楽雑談]

Led Zeppelin を改めて聞き出して、約3週間。
そろそろ、私の寒修行も終わりです。

大量のブートはさておき、だいたいのものは見、聞きしたかな~、という感じです。 ついでに、入手可能な本なども読めるだけ読んでみました。

正直、ちょっと疲れたけど、とても面白かったし勉強になりました。

特に楽曲の構成、アレンジの見事さは特筆に価しますね、あれは、やはり知識と経験というか、どれだけたくさんの曲を聞き込んだか、ということに尽きるのではないでしょうか。
そして、その聞き込んだ人が4人いたわけですから、アイディアはものすごく豊富だったに違いありません。
またそのアイディアをすぐにプレイできる力量を全員が持ち合わせていたことも、すごいことだったと思います。

私的には、Zepはクラシック的にはドビュッシー、ジャズ的にはマイルス・デイビスやコルトレーンらが果たしたモード音楽、つまり従来よりも和声の法則に捉われない、自由なホリゾンタルな音楽をロックにおいて実践した存在であると、考えています。

もちろん、彼らと同時代にジミ・ヘンドリクス、ヤードバーズ出身のクラプトン、ジェフ・ベックなど多くの人たちが、それを知ってか知らずか(たぶんあんまし気づいてなかったと思うけど)やっていたわけですが、Zepほど端的にその手の曲がヒットした、ということはなかったと思います。

イギリスにおけるブルースブームの頃から、調性を超える、ということは意識されてきたのでしょう。ジェフ・ベックが「ヤードバーズ」というDVDの中で、そんなことを言っていましたっけ。

ブルースにおいてあまり語られてない事なのですが、ブルーノートスケールは3度がフラットありと、なし、の2音が含まれているため、一つの音階の中に長調と短調の両方が混在しています。 これは従来の西洋音楽の観点からは、考えられないことです。

つまり、ブルーノートを使うと、長調も短調も含む音楽ができてしまう、という点で音楽学の研究の中には「ブルースは20世紀最大の発見」という主張もあるそうです。

普通、1つのスケールとして論じられることが多いのですが、長らく西洋音楽が捉われてきた調性というものをあっさり乗り越えてしまっている、という点はもう少し評価されてもいいかな、と感じています。

で、そのブルースをやるうちに、もっと自由にインプロビゼーションしたくなって、ワンコード、ワンモード、という方向にジミーたちは向かっていったのだと思われます。

ただ、クラシックではロマン派後期、ワグナーがトリスタンコード(意味の考えられない和声)に至った頃や、ジャズではビバップ時代にあった、頻繁で煩雑で理論的なコードチェンジにつぐコードチェンジ、といった時代がロックではちょっと見当たらない・・・。

私の勉強不足かもしれませんが・・・。
今度、「サージェントペパーズ」でも聞きなおしてみましょうかね。
あ、ひょっとしてサイケデリックの頃に、誰かやってた?
それともELPあたりがそう評価されるのかなぁ・・。

ま、クラシックで数百年、ジャズで50年くらいかけてやっと出現したモード・ムーブメントが、ロックでは十数年で早々と登場した、ってとこでしょうか。
末っ子は上の子のすることを良く見ていて、要領がいいですから、一気に無駄を省いたのかもしれません。(笑)

ただね~、この70年代初めのロックではスケールといってもやっぱり単調で、ペンタトニックばかりを使ったアドリブが多くて、ちょっと飽きが来るのですが、それがまたいいのかもしれない。(日和ってる?私)

その頃には、ジャズの方からはすでにロックへのアプローチが始まりだして、その影響ももちろんあったでしょうが、ロックではワンコードで力で押してくるスタイルがうけた、というか、それしかできなかったというか、個別化を図ったようですね。(^_^;)

多彩で、ものすごく面白いオリジナリティにあふれたフレーズをたたき出してくるロックの出現は、やはりジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」を待たなくてはならないのかな~

そうだ、確定申告が終わったら今度は、ジェフさんを聞いてみよう。

がんばって決算書早く書かないと・・・・・(^_^;)

 

 


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Led Zeppelinを聞く、私的寒修行②~ブート天国~ [音楽雑談]

Led zeppelin を聞き続けているわけですが、オフィシャルなものはだいたい見聞きしつくしたので、ブートレグ(海賊版)に突入しました。

しっかし、ZEPの場合恐ろしい数のブートが出ていて、しかも日本はブート天国、といわれるほどのことはあって、全部を聞きつくすことは不可能かと思われます。

なにしろジミー・ペイジ本人が、来日のたびにブート天国の総本山、西新宿へ詣でては、そこいらのブート店から自分達のブートを根こそぎゲットして帰り、(決して購入ではありません。本人なので強奪。(^_^;) それをソースとしてあのDVDを制作した、というくらい豊富にあるのですが。

特に初期の頃の、ブルース・バンドの色濃いものを聞くと、このバンドが明らかにライブ・バンドであり、その多彩なインプロビゼーションの展開の面白さに、舌を巻いてしまいます。
同じ曲であっても2度と同じアドリブはなく、リズム、音色、構成、ダイナミクス、ドライブ感、グルーブなどが1回ごとに変化し、これははまるな~、(^_^;)と言う感じです。
決してとりとめなくアドリブパートが続いていく、という当時のバンドにありがちなパターンではなく、誰かが暴走してしまっても最後にはきっちり落とし前をつけられる、というか締められる力を持っている稀有な存在だったことが、よくわかります。

ついつい、次のを聞きたい、とブートのアリ地獄にはまっていくファンも数しれず、ブート分析や紹介のサイトもいっぱいあります。
(その中でも、とくに詳細なのは日本人制作のサイトが多い。国民性だろうか?ジェフ・ベックのファンサイトもそうだけど。

当時、クリームやジェフ・ベック・グループ、ジミ・ヘンなど、先発バンド数あれど、Zepがあれほどに成功したのも当然、それほどに熱も実力もあったのですね。

まず、特筆すべきはペイジのソングライティングの才能と、ヤードバーズ時代に貯め込んだアイディア、それらがジョンジーという全天候型のアレンジャー兼ベーシスト兼キーボーディストと出会ったことで、ものすごく構成のしっかりした楽曲、アドリブパートとして、顕現していったのではないでしょうか?

ジミー自身が「クラシックの現代音楽のようなものをロックでやりたかった。」と語っており、そのパートナーとしてジャズ理論やクラシックにも精通し、「オーネット・コールマン大好き!」なジョンジーは、うってつけ、というよりも、願ってもない存在だったに違いないのです。

事実、ジミーは当時アレンジャー、セッション・ミュージシャンとしては自分よりはるかに格上だったジョンジーが、「君のバンドにベーシストはいらないかい?」と電話をかけてきたことを「仕事には困ってなかったはずだけど・・」と発言しています。

なぜかというと売れっ子ジョンジーは、月30本のアレンジと20本以上のセッションに疲れ果てていたから、なんだそうです。

そしてジョンジーに加え、ジミーの隠し玉というか、隠し核弾頭とでも言うべきロバートと、ボンゾの2人が手に入った、というのも彼の運の強さというか、成功の女神が微笑んだ、というか、天才は天才を呼ぶんですね。

当時、パーシー(ロバート)とボンゾがまだほんの20歳くらい、というから驚いてしまうのですが、2人は、もうほとんど完成形というくらいのスタイルをすでに確立しており、しかも音楽に対して非常に柔軟性があり、さまざまなジャンルの音楽にも対応できる強みを持っていました。

これも、彼らの成功の秘密だったのでしょう。

で、ごちゃごちゃ言ってないで、私の好きな初期のブートをご紹介。

専門店で買うとすごく高いので、なかなか大変なのですが、最近は海外サイトで紹介しているところがあります。そこをぷちっとご紹介

 ここ は超有名なサイトで、レコーディングのアウトトラックなども聞けます。

スティービー・ウィンウッドがキーボードで参加したけど、お蔵入りになったバージョンや、ジョンジーがジミーにリフを教えているところなども聞けて、楽しめます。 1曲完成させるのに、どれだけの試行錯誤があったかが、うかがえます。

コピーガードがかかっていますが
(①拡張子ramをrmに変えるとDLできるそうです。 ②私はASF(get ASFsteam)を使ってDL。あんど、REAL PLAYERでCDを焼きました。)

 それから2つ目は、最近話題になっている Concert Vault です。
ここは、私のイチオシ、お勧めサイトで、音がすっごくいい!!(^^♪

聞く前に無料の会員登録がありますが、(メールアドレス等入力)怪しいメールもまだ来てないので、大丈夫みたいです。
心配な方はフリーメールでど~ぞ。

ここは、いろんなジャンルのおいしそうなライブ音源が山ほどあって、当分楽しめそうです。
ここは試してみたのですが、うまくダウンロードできませんでした。

誰か、Flash から音楽を取り出す方法、教えてくださ~い、よろしくお願いしま~す m(_ _)m

この2つのサイトで、ぜひ、Zepの初期、69年くらいのものを聞いて、ねっちょり感を堪能してください。
特に You shook me は、壁にぐいぐい押し付けられて、ぐっちょぐっちょに潰されていくトマトの気分が味わえます。

 

 


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Led Zeppelin を聞く、私的「寒修行」 [音楽雑談]

自転車でだらだら坂を上がっていたら、突然、頭の中で「レヴィー・ブレイク」のドラムスが鳴り始めた・・・。

そう、あのボンゾことジョン・ボーナムの重い重いドラムスだ、あのジェフ・ベックをして「俺の理想はボンゾの重いドラムスだった」と言わしめた、あの特長的なドラムスの音だ。

そうだ、LED ZEPPELIN を聞こう!
ほとんど反射的に私の心は決まった。 10日ほど前のことである。

以前にもこういったインスピレーションはあって、何の前触れもきっかけもなく、突然何かを聞きたくなる、そしてその曲やミュージシャンを聞くと、なぜだか必ずといっていいほど、ものすごい勉強になったり、その時思い悩んでいたことの答えが見つかったりするので、今回も素直に心の声に従うことにしたのですが・・・。

これが結構大変で、ほとんど修行状態になってしまいました。(^_^;)

寒い時期なので、これを寒修行と題してみました。

私も凝り性なので、いったんそう決めたら、当然 Zepの1枚目から、順を追って10枚目の「Coda」まで、年代順に聞かないと気がすまないし、そうなると、家にあるだけのCD,DVD,LPは全部聞くことになりました。

しかも、やり始めるとはまってしまって、それだけではもの足りなくなり、オフィシャル版以外のブートや、海外サイトにアップされているアウトテイクや、サウンドチェック版も網羅し、あげくの果ては「やっぱりルーツを知らなきゃね。」とばかりに、当然のことながらヤードバーズ時代のジミーも聞くはめになりました。
ついでに、14歳のええとこのボンボン丸出しの可愛いジミーがスキッフルバンドで、ギターを弾きながら歌っている、TVショウ出演時のフィルムまで見ましたが、何回見ても可愛いです。

恐ろしいのは、スタジオ・ミュージシャン時代のジミーは、腕利きで売れっ子だったため、何百という数のレコーディングに参加していることです。
これは、ジョンジーことジョン・ポール・ジョーンズも同じで、彼も本名で参加しているセッションなどもたくさんあり、これらを全曲となると、途方もない時間と手間を要するので、今回はあきらめることとしました。

例外として、ロード・サッチのヘヴィー・フレンズに参加(ジミーとボンゾ)したのと、ソニー・ボーイ・ウィリアムスのバックにジミーがブライアン・オーガーと参加しているものは、聞くことにしました。

で、毎日2時間くらい聞いているのですが、た、大変ですわ。

私は特にこのバンドの初期の「ねっちょり感」が好きなのですが、現時点で改めて気づいたことは、当たり前ながら、ここのリズム隊の強力さと、彼らの音楽がこの4人の間で起こった化学変化の末に生み出された、彼らにしか成し得なかった奇跡の音楽であった、ということです。

特に、ジョンジーは音楽性の高さといい、センスの良さといい、出してくる音が必要不可欠な音で、しかものりがいい。
派手なブンブンベースもやればできるんでしょうが、そうではなく、しっかりとZep の土台というか屋台骨を支えている、という感じで、改めて勉強になりましたね~。
それは、キーボードのときのフレーズも同じです。 当時はやりの、キース・エマーソンやジョン・ロード、リック・ウェイクマンらとは違い、弾けば早弾きもできるんでしょうけど、あえて自分の知ってる音で勝負してくる、みたいなところがあってまたまた好感度アップです。
また、ライブでローズやB3を弾く時、彼はフットベースを使っているのですが、このベースラインがこれまた参考になりました。

なんか、自己犠牲のようでそうではなく、しっかり自己表現をやっているみたいなところが、いいんだな~(^^♪
女の趣味はケバいらしいけど、(間違って一夜を過ごしたオカマさんや、日本に来たときお相手をしたグルーピーのP子さんは、相当ケバかったらしい。長年連れ添っている奥様も顔が濃い)、普段は物静かで控えめで、知的なんだそうだ。
当時アメリカのグルーピーだったMorganaさんも、「とても優しい人だった」なんてHPに書いていたっけ。(何の話や・・・

年を追うにつれジャンキー度が増し、へろへろでよれよれで弾けなくなり、ファンクラブの会長にまで「我々をなめているのか、ジミー・ペイジは!」と言われてしまったジミーに比べ、この人はミュージシャン人生を全うしているな、という尊敬の念さえ湧いてくるJPJなのでありました。
あ、好きですよ、私はジミーも (^_^;)

私の寒修行はまだまだ続きそうで、今日はブートの「One more for the road」(1970,9,19,マジソン・スクウェア・ガーデン)を聞くつもりです。

Led Zeppelin II ← セカンドアルバムです。この中の「レモン・ソング」(ハウリン・ウルフのキリングフロアのリメイク)のベースはすごい!
JPJ本人も、イチ押しの素晴らしさ。
他に「強き二人の愛」のベースも素晴らしいできです。

あ、もちろんアルバム全体も良くできています。ジミー   
               も現役だし。(^^♪

 


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ドラゴンクエストの音楽について② [音楽雑談]

いやいや、お久で~す

な~んと今月ドタバタして、3回しか更新してませ~ん。
す・み・ま・せ・ん・・・・

これで来月、確定申告が始まったら、ど~なるんでしょ。
われながらマイペースで、わははですわ。(^_^;)

え~っと、で、ドラクエ音楽の魅力を語るわけですが。

前回、のすけの母様のコメントにもありましたが、黒田大先生の予言は大当たりとなり、ドラゴンクエストの音楽はゲームから独立したかのように、さまざまなシーンで使われるようになりました。

そして、各地でオーケストラによるコンサートが行われるようになり、私も勇んで出かけたものでした。

私は大阪のシンフォニーホールへ行ったのですが、普通のクラシックコンサートなら、誘っても絶対ついてこない息子が、その日を指折り数え、ホイホイついてくるのです。

そーです。コンサートデビューが、いとも簡単に果たせちゃったわけです。

それまでにも、いろんなところに連れて行って、いろんな経験をさせてやろうと思って、文楽劇場やら能楽堂やら連れて行ったのですが、つまらなかったようで、ふてくされたり、にらみつけられたり・・・(ーー;)

でも、こればかりは違った。
エントランスには、コスプレのお姉さんたちがウロウロしていて、「あ~、クリフトがいる、あ、女勇者も、格闘家も」と、喜ぶ、喜ぶ。

さすがに女戦士やブライはいませんでしたが・・・・・
(あれはどこで着替えてるんでしょう? まさか家からあの格好じゃないでしょ

いやがおうにも、気分は高揚します。
そこですかさず、あのドラゴンクエスト・マーチを聞き、お城や、町やレクイエムなどを、繊細かつ勇壮な音で演奏されると、思い出すんですね~、あの苦しかった戦いを・・・・

モンスターにやられまくって、お金がなくなり、自分の着ている鎧を売って仲間を生き返らせたっけ。
それにメガザル(自分の命と引き換えに仲間を生き返らせる尊い自己犠牲の呪文)を唱えるときも、勇気がいったな~、後で生き返らせてもらえるってわかってても、あれはなかなかできなかった・・。
そうそう、戦っても戦っても終わらないエスタークとの戦い、神様もそうだったっけ。 われながら、よくやったわ・・・・。

一番強いラスボスって、なんだろう、もしかしてゾーマかも、だってあの戦闘の音楽きくと、まざまざと最後の戦闘シーンを思い出して、心臓バクバクしたこと思い出すんだから・・・

なんてなことを、観客みんなが思い出してるに違いなく、うんうんと頷いたり、感慨深げに目を閉じて聞き入っているのです。

このコンサートがなかったら、たぶん、おそらくこのホールやオーケストラとは無縁であっただろうと思えるようなお兄ちゃんが、隣で「あ~、俺感動した! あの曲、良かったわ、トリハダ立ったわ・・・」としみじみ友達に語っているのを聞くと、こちらまでうれしくなっちまうのです。
もしかしたら、彼はこれをきっかけにもっといろんなジャンルの曲を聴くようになるかもしれません。
そんな、彼、彼女がたぶんいっぱいいるはずなのです。

これも、ドラクエの大きな功績であるといえるでしょう。

水木一郎も、影山ヒロノブも決して悪くはありません、むしろ、私はある意味、尊敬していますが、これほどの影響力はなかったのではないでしょうか。

そして、とどめの一発は、休憩のときにホワイエでいただくお茶とケーキ
これで息子の心は、わしづかみでした。

大人ならなんでしょうが、ふふ、たわいないものです。

そして、休憩の後また自分の冒険と音楽に酔い、ある時はすぎやま先生への質問コーナーまでありました。

「小学5年の○○君の質問です。 Ⅴ(ファイブ)の《エーゲ海に船出して》ですが、エーゲ海にふなでして、ですか? それとも、船だしてですか?」 なんぞという可愛い質問に先生自ら答えてくださって、ほほえましかったです。

黒田先生がおっしゃるように、こんなに繰り返し何度も何度も、いや、1つのゲームをクリアするのに毎日2時間プレイして、100日かかるとすると200時間。
それ掛けることの、今までに約3000万本売れたそうなので、のべ、え~っと

ろ、6000000000時間!!

わかりやすくいうと、約60億時間です。

60億時間(何日とかは、計算してくれ~)ずっと、ドラゴンクエストの音楽が聞かれ続けた、ということなのです。

これってすごいことです。
バッハも、モーツァルトもベートーベンも、生きているうちに、こんなに聞かれなかったし、複製芸術の技術が発達した現代でも、こんな記録はなかなかないのでは?
ベンヤミンもびっくりだ~い!

これほど愛され、聞かれる音楽もそうはないと思います。 
おそらく、バッハやモーツァルトもこれを知ったら、うらやましがるに違いないでしょう。
しかもこれからも、この記録は更新され続けることになります。

だって、Ⅸがもうすぐ出るんだも~ん、もう、待ちくたびれて、首がのびてシワシワ・・・(年のせいか?)

おおっと、「トルネコの冒険」は入れてなかったので、それも入れると、また記録が伸びますね

まだ聞いたことのない、あ・な・た・

ここで試聴できます。 パソコンからの試聴は無料だそうです。

力作ぞろいで驚きます。


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ドラゴンクエストの音楽について①~「組曲ドラゴンクエスト」の魅力 [音楽雑談]

おお、久しぶりに自分のブログにたどり着いたぞ~

って喜んでど~するのよ・・・・・。

楽譜を作ったりして時間がなかなか取れませんでした。

実は小学生の生徒さんが、「今度ね、DSでドラゴンクエストっていうゲームが出るから、どんなのかなと思って調べてみたら、音楽がかっこよかったから弾いて見たい。」と、まあ、可愛いことを言ってくれるので、うれしくなってしまって、思わず「ドラクエ」について、あつ~く語ってしまいました。

そばにいらしたその子のお母様は若干、退いておられましたが・・・(^_^;)

それで、彼が弾けるように「ロトのテーマ」(ドラゴンクエスト・マーチ)をアレンジして、楽譜を作ったら、別な大人の生徒さんが「あ、俺も弾きたい!」と言って、できたての楽譜を持っていってしまいました。

やっぱり「ドラクエ」の音楽って、いいよね~、あのオープニングの「ロトのマーチ」を聴くと、わくわくしちゃうよね~

などと、語り合ったのですが、私と「ドラゴンクエスト」の出会いは、対位法の勉強に行っていた時の先生の一言でした。

当時はまだファミコン時代で、ゲームの音楽といってもピコピコとか、プインプインとか、電気電気した音で、しかも音源2つくらいのしょぼいものでした。

が、ある日対位法のレッスンに行くと、先生が「あのゲームの音楽、いいものがあるよ。音源が2つか、3つなので対位法を使って書いているのがあって、とても勉強になるから、是非聞きなさい。」と言われたのです。

どうやら、お家で子供さんがゲームをされているのを、そばで聞いておられたようでした。
確かに、音が2つか3つしか使えないなら、2声、3声の対位法を使って豊かな響きを創ろう、と考えるのはとても妥当なことです。

あぁ、その程度のスペックだったのね。(感慨深い・・・)

そこで素直な私は、さっそく弟の留守を見計らい、彼が当時どっぷりはまっていたファミコン(ちなみにうちのはツインファミコンでした。な、懐かしい!)のスイッチを入れてみたのです。 す・る・と・・・

わ、かっこいいマーチ なんだろ~、作曲者だれかな~

これが、私とドラゴンクエストの出会いでした。(ちなみにドラクエⅡでした。)
その後、おそるおそるゲームをやってみて、スライムにギッタギッタにやられましたが・・・・(アクションゲ-ムとRPGの区別がついてなかったので・・・)

でも、面白かったんですね、これが。
当然、はまりました、はい。 ゼルダの伝説では、ついに牢獄からゼルダ姫を救い出せずに鉄球魔人にやられてばっかしのドンくさい私ですが、RPGならアクションなしだから、楽勝だ~い!

ゲームの面白さもさることながら、やはり先生がいわれたように音楽が素晴らしいので、ソ○マップで探したらカセットテープがあったので、それを買ってきて作曲者がすぎやまこういち氏であることを知りました。

それから、もっとびっくりしたのがそのライナーノーツを書いておられたのが、あの大音楽評論家、黒田恭一氏だったことです。

しかも、ベタぼめの大激賞 
あげく、「こんなに素晴らしい物語をドラクエなどと略して言うのは申し訳ない、ちゃんとドラゴンクエストと言え。」ということまで書いてあって、もう音楽評論家ではなく、ただのゲーム・マニアになってしまっているのが、なんだかほほえましくて、共感してしまいましたね~

黒田氏はドラゴンクエストⅡを毎日2時間、2ヶ月かけて攻略したそうですが、その間ずっとバックに流れる戦闘のテーマや、王城、レクイエム等を聴き続けて飽きることがなかった。
底の浅い音楽なら、こうはいかないだろう、しかもゲームが終わってからも聞きたくなり、聞くと勇者になった自分とサマルトリアの王子やムーンブルグの皇女がハーゴンをやっつけ、シドーをたたきのめした旅を懐かしく思う。
はやくⅢがやりたいよう~、みたいなことも書いてありました。(氏がライナーノーツを書かれたのは、Ⅲ発売前。Ⅲの音楽だけを聞いてそう思われたのでしょう。)

てなことを、かの大黒田様がすぎやま氏の曲を劇付随音楽として、ベートーベンの「エグモント」やメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」と同様に論じておられるのは、同じドラクエファンとしては、とってもうれしいことでした。

それに、無邪気な一人のゲーム好きになっておられるところが、とても共感が持てました。

ちなみに、作曲者のすぎやまこういち先生も、無類のゲーム好きで、氏がドラクエの作曲をするきっかけになったのは、他のゲームについていた愛用者感想ハガキを書いて出されたことだそうです。

ハガキに書かれた名前を見て、作曲家のすぎやま先生だ、とわかった人も偉かったですね。
また、ドラゴンクエスト組曲(Ⅲ)で素晴らしいカデンツァを聞かせてくれるNHK交響楽団の徳永二男さんも、ドラクエファンでN響の中にもファンがいっぱいいるそうです。

そして、黒田大先生は「ひとつ予言をしておこう。近い将来、ドラゴンクエストの音楽はスターウォーズ」や「ロッキー」の音楽以上によく知られた音楽となって、いろいろなところで演奏されるようになり、ドラゴンクエストの冒険を楽しんだことがない人々にも聞かれるようになるであろう。」と、述べておられます。

先生、あなたの予言は成就されつつあります

今や運動会の入場やピアノ教室の教材としても、ドラクエの音楽はとてもポピュラーなものとして、用いられています。

そして、最大の功績の一つとして、クラシック音楽に縁も興味もなかった若いゲーマーや、コスプレ嬢(あ、変な意味じゃなく)の足を、コンサートホールへ運ばせる、という現象までひき起こしています。

これについては、次回、あつ~く語らせていただきましょう。
ふっふっふ・・・

これくらい「ドラゴンクエスト」の音楽は魅力がある、ということを言いたかったのです。

え、その後私の対位法はどうなったかって?

それが、あなた、法則どうりに書けばメロディにならず、メロディがうまく書ければ法則から見事にはずれている、といった具合で・・・

なかなか難しいですね。 (^_^;)

すぎやま先生はえら~~い

N響版:交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ+オリジナル・ゲームミュージック ← これはⅢのN響版、他にロンドンフィル版も  
   あります。Ⅰ~Ⅷまで出ていて、いろんな
   オーケストラ、吹奏楽版、ピアノ版も。

   ほんとに黒田先生の予言は、成就されて
   います。
   「ロトのテーマ」(序曲、ドラゴンクエスト・マーチとも言う)だけでも聞いてください。 勇気が湧いてくるから不思議。

 

 

 

 


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新年 明けましておめでとうございます [雑談]

新年 明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

先ほど、実家から戻って参りました。
年老いた両親をこき使って、寝正月をさせていただいたおかげで、せっかくの3キロ減も、すっかり元通り・・・・

でも、そんなことにはめげず、今年もマイペースを貫くぞ、いや、貫きたい、お願い、貫かせて~

田中宥久子の造顔マッサージ ← この正月、とても気になった本です。
   なんと、10歳若返るマッサージ法だそうで、表紙に写っ
   ている帽子の人が著者の田中さん。
   61歳だそうです。

   これを見る限り、シワ、シミなしで、すご~い
   買おうかな~  

 


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ほ、ほんとにノロウイルスが・・・ [雑談]

前回、細菌性の胃腸炎の話をしましたが、その続きです。

てっきり息子に「細菌性胃腸炎」をもらったと思って、お医者さんに行ったのですが、ホームドクターのF先生は「念のため検査をしましょう。」と血液検査をしてくださいました。

で、結果の数値を見て先生は「あれっ あなただけノロウイルスですね。ほら、ここ見て。」と数字を指差し、説明してくださったのですが、こっちは気持ち悪いのと、驚いたので、ほとんど何もわからず、「え~ な、なんで私だけ~」と叫んでいました。

F先生いわく、もらってきた場所が違う、ということで「今、大流行しているから、道歩いてても、もらうよ。外に出る時は、ずっとマスクしてないと。」とのことでした。

ノロウイルスの困ったところは、クスリがない、というところです。

「対症療法になるけど・・」と胃の薬と、お腹の薬をもらいました。

その日から、気管支炎のクスリと、ノロウイルス用のクスリを飲んだせいか、食欲はなくなり、口内炎ができ、ますます食べられなくなりました。

おまけにお腹はゆるくなり、2~3日でなんだかふらふらするようになってしまったのです。
それで、もしかして?と思って体重をはかってみたら・・・・

わおぉ!! さ、3キロも減っているぅぅう   

顔のシワ取りに、ボトックスとかいう「ばい菌」を使うそうですが、ダイエットにノロウイルスなんて、いかがでしょうか?
多少しんどいけど、ほんの2~3日だしね~~

ただ、私は気管支炎にもかかっていたので、いまだにちょっと体調がもどっていませんが・・・・・(ーー;)

てなわけで、ほんものの寝正月になりそうです。

皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


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うぅ・・・ついにうちにもノロウイルスか? [雑談]

先週、気管支炎になってすご~い声でヒイヒイいってたのですが・・・

息子が帰ってくるなり、「気持ち悪い・・・」と言い出し、激しい嘔吐と下痢でトイレに通うこと、十数回。

私も息子も一睡もできず、げっそりやつれてしまったのですが、「きっとノロウイルスに違いない。」と病院に行ってみると、「細菌感染です。ノロウイルスによく似た症状のおなかにくる風邪みたいなのが、流行ってきているんです。」とのこと。

とりあえず絶食状態だったので点滴をしてもらい、抗菌剤をもらって飲ませてみると、けろっと良くなってしまいました。

「素人判断はきけんだな~、やっぱりちゃんとお医者さんに診てもらわないと。」と思っていたら、今度はこちらが気持ち悪くなってきました・・・・。

でも気管支炎がしっかり治ってないのに、もう次の病気、しかも土曜の午後から悪くなるなんて、ついてませんよね。

月曜までしっかり寝てたいけど、そうもしてられないし・・・・

いやいや、健康第一だ。やっぱり寝させていただきます。
というわけで、げろげろ言いながら、寝ています・・・・。


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ブルグミュラー25練習曲 [音楽雑談]

師走とはよく言ったもので、ほんとに忙しく走り回っております。

短大幼児教育科の生徒さんが、ちょうど今「ブルグミュラー25練習曲」をやっていて、「CDかなにか曲の感じをつかめるものはありませんか?」と聞いてこられたので、「パソコンのサイトでアップしているところがあるから、参考にしてみたら。」と答えたのですが、ちょっと心配になっていろんなサイトのmidi を聞いてみました。

今はエレピを使っている方も多く、フロッピー(これも最近使わなくなりましたが)にコピーして自分の楽器で聞いたり、アンサンブルしたりする人も多いと思います。

私もエレピやオルガンでソフトを作ることがよくあるのですが、どっかのサイトにあるのなら、手間も省けるのでそう答えたわけです。

でも、実際、midiファイルを聞いてみると、あっと驚くこともありました。

曲の解釈がさまざまで、とても参考になり、面白いのに、なぜかミスタッチ、ミスリードがあることが多かったのです。

ブルグミュラー25曲ですが、なんでか音の間違いがちょこちょこあるのです。
この曲集は、バイエルなどの入門編の後によく使うテキストで、そんなに難解ではないのですが・・・・

結局、楽譜を見ながら各サイトをチェックする、というなんとも楽しくないことをしてしまったのです・・・・(^_^;)

なにしろ、例の生徒さんは短大に入学が決まってからピアノを始めたという人で、この1年ものすごくがんばってバイエルを終了、ツェルニー100番とブルグミュラーに突入したところなんです。

前期、後期のテスト、卒業テストには当然ピアノの実技があり、こちらとしても責任があるし、応援したいし、間違いは絶対に許されないので、そういうことをしてしまいました。

しっかし、明らかな読譜ミスで「やさしい花」が全然違う曲になっていたり、「狩」がガリガリになってたり、最後の最後エンディングでひっくり返ったり、あるもんですね~。
私も気をつけなくては。 思い込みはこわいこわい。

パソコンで打ち込み、ではなく、リアルタイムで弾きながらmidiを作っている人が多いせいか、表情、アーティキュレイション、デュナミークなどは本当によく伝わってくるのですが、堂々とミスリードのまま弾かれると、「おいおい、だいじょ~ぶかぁ?」と言いたくなるのも事実。

「これでマルもらってたら、問題だよね~」とか「この人うまいのに、どーしてこんなとこ間違ってんだろ」と思ったり。

で、はっと気がついた時には、数時間を費やしていました・・・・・

 こ、こんなことなら、自分でmidiファイルを作った方がてっとり早かったのでは

*教訓*  後悔先立たず。 他人のふんどしを当てにするな。(^_^;)
        いつまでもあると思うな、親と金。
        光陰矢のごとし(英語では「時のハエは矢が好き」と言う)


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モントルー・ジャズ・フェスティバル2006 [Jazz]

モントルー・ジャズ・フェスティバルが40周年だそうで、12月2日と9日の2日間、BSジャパンなどのテレビ東京系BSデジタル放送で、放映されるそうです。

さすがに、豪華な出演者のオンパレードで、わ~見たいわ!と思ったのですが、これって、契約してないとダメなの?

一応、デジタル放送は映るテレビなんですけど・・・・(^_^;)

す、スカパーのどこかのチャンネルでやってくれませんでしょうか?

なにしろ、モーツァルト・イヤーなので、「チック・コリアとモーツァルト・プロジェクト」というのを見たいのです

先日、このブログでもチックがモーツァルトを演奏しているところを紹介しましたが、あれから20~30年たった今、彼がどういうモーツァルトを演奏するのか、すご~く興味があるのです。

 わ~、見たいよ~、聞きたいよ~。

親切などなたか、YOU TUBEにアップ、お願いします m(_ _)m   


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