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Led Zeppelin を聞く、私的「寒修行」 [音楽雑談]

自転車でだらだら坂を上がっていたら、突然、頭の中で「レヴィー・ブレイク」のドラムスが鳴り始めた・・・。

そう、あのボンゾことジョン・ボーナムの重い重いドラムスだ、あのジェフ・ベックをして「俺の理想はボンゾの重いドラムスだった」と言わしめた、あの特長的なドラムスの音だ。

そうだ、LED ZEPPELIN を聞こう!
ほとんど反射的に私の心は決まった。 10日ほど前のことである。

以前にもこういったインスピレーションはあって、何の前触れもきっかけもなく、突然何かを聞きたくなる、そしてその曲やミュージシャンを聞くと、なぜだか必ずといっていいほど、ものすごい勉強になったり、その時思い悩んでいたことの答えが見つかったりするので、今回も素直に心の声に従うことにしたのですが・・・。

これが結構大変で、ほとんど修行状態になってしまいました。(^_^;)

寒い時期なので、これを寒修行と題してみました。

私も凝り性なので、いったんそう決めたら、当然 Zepの1枚目から、順を追って10枚目の「Coda」まで、年代順に聞かないと気がすまないし、そうなると、家にあるだけのCD,DVD,LPは全部聞くことになりました。

しかも、やり始めるとはまってしまって、それだけではもの足りなくなり、オフィシャル版以外のブートや、海外サイトにアップされているアウトテイクや、サウンドチェック版も網羅し、あげくの果ては「やっぱりルーツを知らなきゃね。」とばかりに、当然のことながらヤードバーズ時代のジミーも聞くはめになりました。
ついでに、14歳のええとこのボンボン丸出しの可愛いジミーがスキッフルバンドで、ギターを弾きながら歌っている、TVショウ出演時のフィルムまで見ましたが、何回見ても可愛いです。

恐ろしいのは、スタジオ・ミュージシャン時代のジミーは、腕利きで売れっ子だったため、何百という数のレコーディングに参加していることです。
これは、ジョンジーことジョン・ポール・ジョーンズも同じで、彼も本名で参加しているセッションなどもたくさんあり、これらを全曲となると、途方もない時間と手間を要するので、今回はあきらめることとしました。

例外として、ロード・サッチのヘヴィー・フレンズに参加(ジミーとボンゾ)したのと、ソニー・ボーイ・ウィリアムスのバックにジミーがブライアン・オーガーと参加しているものは、聞くことにしました。

で、毎日2時間くらい聞いているのですが、た、大変ですわ。

私は特にこのバンドの初期の「ねっちょり感」が好きなのですが、現時点で改めて気づいたことは、当たり前ながら、ここのリズム隊の強力さと、彼らの音楽がこの4人の間で起こった化学変化の末に生み出された、彼らにしか成し得なかった奇跡の音楽であった、ということです。

特に、ジョンジーは音楽性の高さといい、センスの良さといい、出してくる音が必要不可欠な音で、しかものりがいい。
派手なブンブンベースもやればできるんでしょうが、そうではなく、しっかりとZep の土台というか屋台骨を支えている、という感じで、改めて勉強になりましたね~。
それは、キーボードのときのフレーズも同じです。 当時はやりの、キース・エマーソンやジョン・ロード、リック・ウェイクマンらとは違い、弾けば早弾きもできるんでしょうけど、あえて自分の知ってる音で勝負してくる、みたいなところがあってまたまた好感度アップです。
また、ライブでローズやB3を弾く時、彼はフットベースを使っているのですが、このベースラインがこれまた参考になりました。

なんか、自己犠牲のようでそうではなく、しっかり自己表現をやっているみたいなところが、いいんだな~(^^♪
女の趣味はケバいらしいけど、(間違って一夜を過ごしたオカマさんや、日本に来たときお相手をしたグルーピーのP子さんは、相当ケバかったらしい。長年連れ添っている奥様も顔が濃い)、普段は物静かで控えめで、知的なんだそうだ。
当時アメリカのグルーピーだったMorganaさんも、「とても優しい人だった」なんてHPに書いていたっけ。(何の話や・・・

年を追うにつれジャンキー度が増し、へろへろでよれよれで弾けなくなり、ファンクラブの会長にまで「我々をなめているのか、ジミー・ペイジは!」と言われてしまったジミーに比べ、この人はミュージシャン人生を全うしているな、という尊敬の念さえ湧いてくるJPJなのでありました。
あ、好きですよ、私はジミーも (^_^;)

私の寒修行はまだまだ続きそうで、今日はブートの「One more for the road」(1970,9,19,マジソン・スクウェア・ガーデン)を聞くつもりです。

Led Zeppelin II ← セカンドアルバムです。この中の「レモン・ソング」(ハウリン・ウルフのキリングフロアのリメイク)のベースはすごい!
JPJ本人も、イチ押しの素晴らしさ。
他に「強き二人の愛」のベースも素晴らしいできです。

あ、もちろんアルバム全体も良くできています。ジミー   
               も現役だし。(^^♪

 


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NOBU

初めまして、ちょうど『LED ZEPPELIN DVD』を買って来て今から見ようというところで辿り着きました。
私も初期のねっちょり感が好きです。もちろんペイジも(笑)
by NOBU (2007-02-11 20:35) 

hirosonya

NOBUさま、いらっしゃいませ。
DVD,買われましたか。(^^♪

あれはすごいですね、私も毎日夜更かしして、フラフラになりながら見ました。
ロックファンなら、一度は見るべし、ですよね。

若くて、かっこよくて、うまくて、文句なしに楽しめるDVDです。
ウワサによると、75年アールズコートあたりの残りが新たに出るとか・・・。
77年シアトルとか、他にもいいブートがあるので、うまく編集して出してほしいですね。(*^_^*)
by hirosonya (2007-02-11 20:58) 

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