ドラゴンクエストの音楽について①~「組曲ドラゴンクエスト」の魅力 [音楽雑談]
おお、久しぶりに自分のブログにたどり着いたぞ~
って喜んでど~するのよ・・・・・。
楽譜を作ったりして時間がなかなか取れませんでした。
実は小学生の生徒さんが、「今度ね、DSでドラゴンクエストっていうゲームが出るから、どんなのかなと思って調べてみたら、音楽がかっこよかったから弾いて見たい。」と、まあ、可愛いことを言ってくれるので、うれしくなってしまって、思わず「ドラクエ」について、あつ~く語ってしまいました。
そばにいらしたその子のお母様は若干、退いておられましたが・・・(^_^;)
それで、彼が弾けるように「ロトのテーマ」(ドラゴンクエスト・マーチ)をアレンジして、楽譜を作ったら、別な大人の生徒さんが「あ、俺も弾きたい!」と言って、できたての楽譜を持っていってしまいました。
やっぱり「ドラクエ」の音楽って、いいよね~、あのオープニングの「ロトのマーチ」を聴くと、わくわくしちゃうよね~
などと、語り合ったのですが、私と「ドラゴンクエスト」の出会いは、対位法の勉強に行っていた時の先生の一言でした。
当時はまだファミコン時代で、ゲームの音楽といってもピコピコとか、プインプインとか、電気電気した音で、しかも音源2つくらいのしょぼいものでした。
が、ある日対位法のレッスンに行くと、先生が「あのゲームの音楽、いいものがあるよ。音源が2つか、3つなので対位法を使って書いているのがあって、とても勉強になるから、是非聞きなさい。」と言われたのです。
どうやら、お家で子供さんがゲームをされているのを、そばで聞いておられたようでした。
確かに、音が2つか3つしか使えないなら、2声、3声の対位法を使って豊かな響きを創ろう、と考えるのはとても妥当なことです。
あぁ、その程度のスペックだったのね。(感慨深い・・・)
そこで素直な私は、さっそく弟の留守を見計らい、彼が当時どっぷりはまっていたファミコン(ちなみにうちのはツインファミコンでした。な、懐かしい!)のスイッチを入れてみたのです。 す・る・と・・・
わ、かっこいいマーチ なんだろ~、作曲者だれかな~
これが、私とドラゴンクエストの出会いでした。(ちなみにドラクエⅡでした。)
その後、おそるおそるゲームをやってみて、スライムにギッタギッタにやられましたが・・・・(アクションゲ-ムとRPGの区別がついてなかったので・・・)
でも、面白かったんですね、これが。
当然、はまりました、はい。 ゼルダの伝説では、ついに牢獄からゼルダ姫を救い出せずに鉄球魔人にやられてばっかしのドンくさい私ですが、RPGならアクションなしだから、楽勝だ~い!
ゲームの面白さもさることながら、やはり先生がいわれたように音楽が素晴らしいので、ソ○マップで探したらカセットテープがあったので、それを買ってきて作曲者がすぎやまこういち氏であることを知りました。
それから、もっとびっくりしたのがそのライナーノーツを書いておられたのが、あの大音楽評論家、黒田恭一氏だったことです。
しかも、ベタぼめの大激賞
あげく、「こんなに素晴らしい物語をドラクエなどと略して言うのは申し訳ない、ちゃんとドラゴンクエストと言え。」ということまで書いてあって、もう音楽評論家ではなく、ただのゲーム・マニアになってしまっているのが、なんだかほほえましくて、共感してしまいましたね~
黒田氏はドラゴンクエストⅡを毎日2時間、2ヶ月かけて攻略したそうですが、その間ずっとバックに流れる戦闘のテーマや、王城、レクイエム等を聴き続けて飽きることがなかった。
底の浅い音楽なら、こうはいかないだろう、しかもゲームが終わってからも聞きたくなり、聞くと勇者になった自分とサマルトリアの王子やムーンブルグの皇女がハーゴンをやっつけ、シドーをたたきのめした旅を懐かしく思う。
はやくⅢがやりたいよう~、みたいなことも書いてありました。(氏がライナーノーツを書かれたのは、Ⅲ発売前。Ⅲの音楽だけを聞いてそう思われたのでしょう。)
てなことを、かの大黒田様がすぎやま氏の曲を劇付随音楽として、ベートーベンの「エグモント」やメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」と同様に論じておられるのは、同じドラクエファンとしては、とってもうれしいことでした。
それに、無邪気な一人のゲーム好きになっておられるところが、とても共感が持てました。
ちなみに、作曲者のすぎやまこういち先生も、無類のゲーム好きで、氏がドラクエの作曲をするきっかけになったのは、他のゲームについていた愛用者感想ハガキを書いて出されたことだそうです。
ハガキに書かれた名前を見て、作曲家のすぎやま先生だ、とわかった人も偉かったですね。
また、ドラゴンクエスト組曲(Ⅲ)で素晴らしいカデンツァを聞かせてくれるNHK交響楽団の徳永二男さんも、ドラクエファンでN響の中にもファンがいっぱいいるそうです。
そして、黒田大先生は「ひとつ予言をしておこう。近い将来、ドラゴンクエストの音楽はスターウォーズ」や「ロッキー」の音楽以上によく知られた音楽となって、いろいろなところで演奏されるようになり、ドラゴンクエストの冒険を楽しんだことがない人々にも聞かれるようになるであろう。」と、述べておられます。
先生、あなたの予言は成就されつつあります
今や運動会の入場やピアノ教室の教材としても、ドラクエの音楽はとてもポピュラーなものとして、用いられています。
そして、最大の功績の一つとして、クラシック音楽に縁も興味もなかった若いゲーマーや、コスプレ嬢(あ、変な意味じゃなく)の足を、コンサートホールへ運ばせる、という現象までひき起こしています。
これについては、次回、あつ~く語らせていただきましょう。
ふっふっふ・・・
これくらい「ドラゴンクエスト」の音楽は魅力がある、ということを言いたかったのです。
え、その後私の対位法はどうなったかって?
それが、あなた、法則どうりに書けばメロディにならず、メロディがうまく書ければ法則から見事にはずれている、といった具合で・・・
なかなか難しいですね。 (^_^;)
すぎやま先生はえら~~い
← これはⅢのN響版、他にロンドンフィル版も
あります。Ⅰ~Ⅷまで出ていて、いろんな
オーケストラ、吹奏楽版、ピアノ版も。
ほんとに黒田先生の予言は、成就されて
います。
「ロトのテーマ」(序曲、ドラゴンクエスト・マーチとも言う)だけでも聞いてください。 勇気が湧いてくるから不思議。
はじめまして。
「ドラクエ」に惹かれてお邪魔させていただきました。
私も「ドラクエ」大好きです!!
いや、正確に言えば、ゲームは「ドラクエ7」を挫折して以来、やっておりません。
「ドラクエ8」は映像を見せてもらったら、スライムを思いっきりリアルに攻撃していて、引いてしまいました。
私は、ファミコン&スーファミの、4人ぞろぞろ歩く「ドラクエ」が大好きなのです。
そして、ゲーム以上に音楽が素晴らしいですよね。
ドラクエコンサート(すぎやまこういちさんの指揮&お話)も数回行っています。
そこでは、アリーナやフローラたち(コスプレ嬢)に出くわすこともできました。
「ロトのテーマ」を聴くと、自分もこれから大海原へ出ていくような気持ちにさせてくれます。
中でも3・5の音楽が大大大好きです。
CDとしては、N響版の5が、最高傑作だと思っております。
すみません、長々と語ってしまいました。
続きのお話も、楽しみにしております。
by のすけの母 (2007-01-15 13:24)
「ドラゴン クエスト」との出会いは、
小学生の時でした。
裏が白い広告紙に毎回、意味不明の
パスワードを書くのが面倒でしたが、
今は、いい思い出です。
「ドラゴン クエスト」を、「ドラクエ」と
呼ぶな。というコメントには共感しました。
以前、イーグルスの「ホテル カリフォルニア」
が遊びに行った店で閉店時に流れてて、
店の人に、この曲が好きだ。と話すと、
「あ~、ホテ・カル?」
とリアクションされ、
ちょっと、ムッとしてしまいました(笑)。
by Kiichi (2007-01-18 05:13)
のすけの母さま、kiichiさま、いらっしゃいませ。m(_ _)m
そうそう、私もあのぞろぞろ歩くのが好きなんですよ!
死んだら棺桶になって、ずるずるひっぱっていくアレが!(笑)
私はⅠをやってなくて、Ⅲをクリアした後でⅠに挑戦したのですが、な~んと勇者はカニ歩きでした・・・。
ほんとに、あの頃のゲームの進化ってすごかったんですね~
グラフィックも音楽も今から考えると貧相ですけど、ものすごく想像力かき立てられるものがありました。
私もドラクエコンサート何回か行っています。
あのコスプレ軍団、どこで着替えてるんでしょうか?!
by hirosonya (2007-01-21 01:29)
はじめまして、あずきです
ドラゴンクエストをピアノで弾きたいのですが、音符を教えてください!!
by あずき (2007-04-07 13:12)