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ドラゴンクエストの音楽について①~「組曲ドラゴンクエスト」の魅力 [音楽雑談]

おお、久しぶりに自分のブログにたどり着いたぞ~

って喜んでど~するのよ・・・・・。

楽譜を作ったりして時間がなかなか取れませんでした。

実は小学生の生徒さんが、「今度ね、DSでドラゴンクエストっていうゲームが出るから、どんなのかなと思って調べてみたら、音楽がかっこよかったから弾いて見たい。」と、まあ、可愛いことを言ってくれるので、うれしくなってしまって、思わず「ドラクエ」について、あつ~く語ってしまいました。

そばにいらしたその子のお母様は若干、退いておられましたが・・・(^_^;)

それで、彼が弾けるように「ロトのテーマ」(ドラゴンクエスト・マーチ)をアレンジして、楽譜を作ったら、別な大人の生徒さんが「あ、俺も弾きたい!」と言って、できたての楽譜を持っていってしまいました。

やっぱり「ドラクエ」の音楽って、いいよね~、あのオープニングの「ロトのマーチ」を聴くと、わくわくしちゃうよね~

などと、語り合ったのですが、私と「ドラゴンクエスト」の出会いは、対位法の勉強に行っていた時の先生の一言でした。

当時はまだファミコン時代で、ゲームの音楽といってもピコピコとか、プインプインとか、電気電気した音で、しかも音源2つくらいのしょぼいものでした。

が、ある日対位法のレッスンに行くと、先生が「あのゲームの音楽、いいものがあるよ。音源が2つか、3つなので対位法を使って書いているのがあって、とても勉強になるから、是非聞きなさい。」と言われたのです。

どうやら、お家で子供さんがゲームをされているのを、そばで聞いておられたようでした。
確かに、音が2つか3つしか使えないなら、2声、3声の対位法を使って豊かな響きを創ろう、と考えるのはとても妥当なことです。

あぁ、その程度のスペックだったのね。(感慨深い・・・)

そこで素直な私は、さっそく弟の留守を見計らい、彼が当時どっぷりはまっていたファミコン(ちなみにうちのはツインファミコンでした。な、懐かしい!)のスイッチを入れてみたのです。 す・る・と・・・

わ、かっこいいマーチ なんだろ~、作曲者だれかな~

これが、私とドラゴンクエストの出会いでした。(ちなみにドラクエⅡでした。)
その後、おそるおそるゲームをやってみて、スライムにギッタギッタにやられましたが・・・・(アクションゲ-ムとRPGの区別がついてなかったので・・・)

でも、面白かったんですね、これが。
当然、はまりました、はい。 ゼルダの伝説では、ついに牢獄からゼルダ姫を救い出せずに鉄球魔人にやられてばっかしのドンくさい私ですが、RPGならアクションなしだから、楽勝だ~い!

ゲームの面白さもさることながら、やはり先生がいわれたように音楽が素晴らしいので、ソ○マップで探したらカセットテープがあったので、それを買ってきて作曲者がすぎやまこういち氏であることを知りました。

それから、もっとびっくりしたのがそのライナーノーツを書いておられたのが、あの大音楽評論家、黒田恭一氏だったことです。

しかも、ベタぼめの大激賞 
あげく、「こんなに素晴らしい物語をドラクエなどと略して言うのは申し訳ない、ちゃんとドラゴンクエストと言え。」ということまで書いてあって、もう音楽評論家ではなく、ただのゲーム・マニアになってしまっているのが、なんだかほほえましくて、共感してしまいましたね~

黒田氏はドラゴンクエストⅡを毎日2時間、2ヶ月かけて攻略したそうですが、その間ずっとバックに流れる戦闘のテーマや、王城、レクイエム等を聴き続けて飽きることがなかった。
底の浅い音楽なら、こうはいかないだろう、しかもゲームが終わってからも聞きたくなり、聞くと勇者になった自分とサマルトリアの王子やムーンブルグの皇女がハーゴンをやっつけ、シドーをたたきのめした旅を懐かしく思う。
はやくⅢがやりたいよう~、みたいなことも書いてありました。(氏がライナーノーツを書かれたのは、Ⅲ発売前。Ⅲの音楽だけを聞いてそう思われたのでしょう。)

てなことを、かの大黒田様がすぎやま氏の曲を劇付随音楽として、ベートーベンの「エグモント」やメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」と同様に論じておられるのは、同じドラクエファンとしては、とってもうれしいことでした。

それに、無邪気な一人のゲーム好きになっておられるところが、とても共感が持てました。

ちなみに、作曲者のすぎやまこういち先生も、無類のゲーム好きで、氏がドラクエの作曲をするきっかけになったのは、他のゲームについていた愛用者感想ハガキを書いて出されたことだそうです。

ハガキに書かれた名前を見て、作曲家のすぎやま先生だ、とわかった人も偉かったですね。
また、ドラゴンクエスト組曲(Ⅲ)で素晴らしいカデンツァを聞かせてくれるNHK交響楽団の徳永二男さんも、ドラクエファンでN響の中にもファンがいっぱいいるそうです。

そして、黒田大先生は「ひとつ予言をしておこう。近い将来、ドラゴンクエストの音楽はスターウォーズ」や「ロッキー」の音楽以上によく知られた音楽となって、いろいろなところで演奏されるようになり、ドラゴンクエストの冒険を楽しんだことがない人々にも聞かれるようになるであろう。」と、述べておられます。

先生、あなたの予言は成就されつつあります

今や運動会の入場やピアノ教室の教材としても、ドラクエの音楽はとてもポピュラーなものとして、用いられています。

そして、最大の功績の一つとして、クラシック音楽に縁も興味もなかった若いゲーマーや、コスプレ嬢(あ、変な意味じゃなく)の足を、コンサートホールへ運ばせる、という現象までひき起こしています。

これについては、次回、あつ~く語らせていただきましょう。
ふっふっふ・・・

これくらい「ドラゴンクエスト」の音楽は魅力がある、ということを言いたかったのです。

え、その後私の対位法はどうなったかって?

それが、あなた、法則どうりに書けばメロディにならず、メロディがうまく書ければ法則から見事にはずれている、といった具合で・・・

なかなか難しいですね。 (^_^;)

すぎやま先生はえら~~い

N響版:交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ+オリジナル・ゲームミュージック ← これはⅢのN響版、他にロンドンフィル版も  
   あります。Ⅰ~Ⅷまで出ていて、いろんな
   オーケストラ、吹奏楽版、ピアノ版も。

   ほんとに黒田先生の予言は、成就されて
   います。
   「ロトのテーマ」(序曲、ドラゴンクエスト・マーチとも言う)だけでも聞いてください。 勇気が湧いてくるから不思議。

 

 

 

 


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ブルグミュラー25練習曲 [音楽雑談]

師走とはよく言ったもので、ほんとに忙しく走り回っております。

短大幼児教育科の生徒さんが、ちょうど今「ブルグミュラー25練習曲」をやっていて、「CDかなにか曲の感じをつかめるものはありませんか?」と聞いてこられたので、「パソコンのサイトでアップしているところがあるから、参考にしてみたら。」と答えたのですが、ちょっと心配になっていろんなサイトのmidi を聞いてみました。

今はエレピを使っている方も多く、フロッピー(これも最近使わなくなりましたが)にコピーして自分の楽器で聞いたり、アンサンブルしたりする人も多いと思います。

私もエレピやオルガンでソフトを作ることがよくあるのですが、どっかのサイトにあるのなら、手間も省けるのでそう答えたわけです。

でも、実際、midiファイルを聞いてみると、あっと驚くこともありました。

曲の解釈がさまざまで、とても参考になり、面白いのに、なぜかミスタッチ、ミスリードがあることが多かったのです。

ブルグミュラー25曲ですが、なんでか音の間違いがちょこちょこあるのです。
この曲集は、バイエルなどの入門編の後によく使うテキストで、そんなに難解ではないのですが・・・・

結局、楽譜を見ながら各サイトをチェックする、というなんとも楽しくないことをしてしまったのです・・・・(^_^;)

なにしろ、例の生徒さんは短大に入学が決まってからピアノを始めたという人で、この1年ものすごくがんばってバイエルを終了、ツェルニー100番とブルグミュラーに突入したところなんです。

前期、後期のテスト、卒業テストには当然ピアノの実技があり、こちらとしても責任があるし、応援したいし、間違いは絶対に許されないので、そういうことをしてしまいました。

しっかし、明らかな読譜ミスで「やさしい花」が全然違う曲になっていたり、「狩」がガリガリになってたり、最後の最後エンディングでひっくり返ったり、あるもんですね~。
私も気をつけなくては。 思い込みはこわいこわい。

パソコンで打ち込み、ではなく、リアルタイムで弾きながらmidiを作っている人が多いせいか、表情、アーティキュレイション、デュナミークなどは本当によく伝わってくるのですが、堂々とミスリードのまま弾かれると、「おいおい、だいじょ~ぶかぁ?」と言いたくなるのも事実。

「これでマルもらってたら、問題だよね~」とか「この人うまいのに、どーしてこんなとこ間違ってんだろ」と思ったり。

で、はっと気がついた時には、数時間を費やしていました・・・・・

 こ、こんなことなら、自分でmidiファイルを作った方がてっとり早かったのでは

*教訓*  後悔先立たず。 他人のふんどしを当てにするな。(^_^;)
        いつまでもあると思うな、親と金。
        光陰矢のごとし(英語では「時のハエは矢が好き」と言う)


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モーツァルト ~ジャズ・ミュージシャンの場合~ [音楽雑談]

モーツァルト生誕250年だそうで、記念のCDセットが出たり、コンサートが行われたりしていますが・・・

モーツァルトのピアノ曲は、どこか優雅というか、典雅というか、それでもって可愛らしいところもあり、けっして超絶技巧を要するということもなく、どちらかと言えば弾きやすい、といえるかもしれません。

でも、それだけに、「こうでなくっちゃ!」と思う人も多いらしく、さまざまな解釈があることも事実です。

あるコンサートのアンコールで、ピアニストが「ロンド」を弾いたのですが、「え~、そんなことどこに書いてあるの?!」と思うくらい、私が習ったのとは違っていたことがありました。(^_^;)

個人個人の好みはあって当然だし、個性的でいいと思うのですが、困るのは試験とか、オーディションのときです。
審査員がどういった好みを持っているか予測がつかないので、運が悪ければ不合格ということになってしまいます・・・

実際、私があるグレード試験を受けた時に、弾いている最中に後ろで2人の審査員の先生が言い争いを始め、「この弾き方じゃ・・・・」とか「それはおかしい」とかいう言葉が断片的に聞こえてきて、とても落ち着いて演奏できる状況ではなくなってしまったことがありました

このときはモーツァルトではなかったのですが、もちろん、落ちました・・・(ーー;)

後で厳重に抗議はしておきましたが、ことほどさように好みの違いというものは激しいものかもしれません。 
もっとも、この時の2人の審査員は犬猿の仲で、ふだんから角突き合わせている人たちだったそうですから、まあ、運が悪かった・・のでしょう。

そこで、最初の講師資格の試験を受ける時には、作戦をたてベートーベンのソナタを自由曲に持って行きました。
「モーツァルトは、あかん。 力技でいけ、ベートーベンにしなさい。」という当時の先生のアドバイスによりますが、私も今、生徒さんに同じことを言ってます

以前、たぶん10年くらい前だったと思いますが、偶然衛星放送をつけたら、チック・コリアとハービー・ハンコックがモーツァルトを弾いている番組が映って、くぎ付けになってしまったことがありました。

なんとピアノまでチョイスして、自分好みのモーツァルトを2人が弾く、という画期的なコンサートが映っていたのです。
びっくりした (゜o゜)

(ところが、あまりのことにびびって録画するのを忘れてしまったんですわ・・・・・・ あぁ・・・・

まあ、考えてみりゃチックはジュリアード音楽院出身だし、ハービーはデビューが、11歳でシカゴフィルと共演、という神童ですから、モーツァルトを弾こうが、ベートーベンを弾こうが、何の不思議もないのですが (^^♪

ジャズミュージシャンでクラシックのレッスンを受けて勉強を続けている、という人は意外に多いのです。
音楽に対して、境界を設けない柔軟な姿勢がそうさせるのかもしれません。

たとえば大御所、渡辺貞夫氏はバッハ帰天250年のコンサート出演をきっかけに、もう一度レッスンを受けたいと決心してクラシックの先生につき、練習を重ねたそうです。

主催者側は、どうやらジャック・ルーシュみたいなジャズ風バッハを期待していたらしいのですが、見事に裏切られたそうです。 

また、ジャズ・クラリネットの大御所、北村英治氏は自分の音楽に行き詰まりを感じ、「レッスンを受けたい」と思ったそうですが、氏がビッグネームすぎて「教えて」と頼んでも、皆、尻込みして断られるばかり。
そこで仕方なく探し回ったあげくに、自分のファンクラブに入っていた東京芸大の教授のところへ頼みにいったそうです。

ファンだったら断らないだろう、という目論見だったらしいですが、頼まれた方も、「え~っ、教えることありませんよ。」と最初は断ったそうです。

しかし北村氏の熱意と、ジャズではなく、クラシックだということで、引き受けてくれ、「北村さん、あなたのクラリネットはうるさい。今度までにこれを練習してきなさい。」と、「ちょうちょ」かなんか童謡の楽譜を宿題に出され、氏はそれを押し頂いて、レッスンに励んだということでした。

ん~、えらい あの年で、あの地位も名誉も得ている人が、この努力なんですから、我々凡人は押して知るべし、ですね・・(^_^;)

あ、そうそう、ジャズ・ピアニストの小曽根 真さんも、ず~っとクラシックのレッスンは欠かさないそうです。

  で、さっきのチックとハービーのモーツァルトを聞きたくなって探してみましたが、見当たりませんでした。

が、こんなんありました。 ↓CHICK COREA PLAYS MOZART  K466

http://www.youtube.com/watch?v=C1OQ5AOtWag&mode=related&search=

チックのやせ方から見て、たぶん70年代後半か、80年代初期頃のものと思われます。 新日本フィルとの共演、指揮は田中良和さん。

それからそれから、なんとキース・ジャレットも

http://www.youtube.com/watch?v=P-PsWkCIxzE&mode=related&search=

そんでもって、これはキースとチックの共演です

http://www.youtube.com/watch?v=M4i8G2USqe4&mode=related&search=

どうぞ、お楽しみください

残念ながら、ハービーハンコックのは見つかりませんでした・・・・
どなたか情報があったら、教えてください。 m(_ _)m


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イージーリスニング考 ポール・モーリアとジェフ・ベック [音楽雑談]

先日、ポール・モーリアさんが亡くなったというニュースを聞いて、今のイージーリスニングってなんだろう?と思いました。

かつて、一家に一枚ポール・モーリアといわれていた、ということで、私も押入れを探してみました。
そうしたら、ありました、ありました、ほれっ ↓  

                  

    例によって、携帯の画像でゆがんでますが・・・・・(^_^;)

なになに、ライナーノーツによると、これには 「恋はみずいろ」 「サバの女王」 「蒼いノクターン」 「エーゲ海の真珠」などが収録されていて、驚くのは題名知らなくても曲は知ってる、のがいっぱいあるということです。

たとえば、マジシャンがマジックのときに必ずかける 「た、ららららら~ん」というヤツとか,小学校の給食の時にかかっていたのとか。

ん~、さすがイージーリスニングの帝王、一家に一枚といわれるだけのことはあります。 だって、うちにもあったんだもの。 (ただし、私のじゃないです)

これなんですね、きっと。 
だれが聞いても、嫌な気分にならない曲というか、耳障りが良くて、さほど深刻にならずに聞ける音楽、これがイージーリスニングというものなのでしょう。

でも、これってすごいことですよね。 だれが聞いても嫌な気分にならないという、いわば万人向けの曲なんて、そうそうできるものじゃありませんよ。 
それにモーリア氏のアレンジも色彩感が素晴らしいし。

こういうと、かつて 「しゃらくせ~、そんな軟弱なの聞けるかよ~」と思っていた若き日の自分を思い出して、かなり恥ずかしいのですが・・・・ (^_^;)

それに今私は生徒さんにポピュラーピアノのレッスンをする時、ルート奏(左手でベース部分を弾く)の練習の時には、必ずといっていいほど 「蒼いノクターン」なんかのお世話になっているのです。 ああ、こんなことになるとは夢にも思わなかった・・

バカにするとこういう目にあうのです。因果応報というか、なんというか。 (笑)

で、イージーリスニングといわれる音楽ですが、一般にはゆる~いクラシック調を思い浮かべてしまうのですが。

ところが、ところが、これも発売当初はイージーリスニングに分類されていたそうで、びっくりしてしまいました。 (゜o゜)

Blow by Blow ← 天才ロックギタリスト、ジェフ・ベック様、一世一代

   の傑作  

   「Blow by Blow」 ~ギター殺人者の凱旋~

   なんとも恐ろしいキャッチがついています。

   ビートルズのプロデューサーだったジョージ・マー
                     チンと
ジェフが組んだ、革命的大傑作。 

                     ロックファン必携の1枚どえす。

 
こ、これが、なんでイージーリスニングなの??

どうやら当時、チャートではどこに分類したらいいかわからなかったらしい・・・・(ーー;)

ジャズ界では、帝王マイルス・デイビスが「ビッチェズ・ブリュー」を発表したくらいからロックへのアプローチが始まっており、それをクロスオーバーとか、フュージョンと呼び、ジャズの中のジャンルとして確立していたのですが。

ロック界では、クロスオーバー、ニューロックという言い方は1968年ころにはしていたのですが、その後、プログレッシブとか、ハードロック、ヘビメタ、という言い方に分かれていきました。

で、ELPやクイーンのように、クラシックの影響を受けたバンドは割りにあったのですが、このジェフのアルバムのようなギターインストロメンタルで、ロックからジャズへのアプローチ というのはたぶん、あんまりなかった。

だから仕方なく イージーリスニングに入れてしまったんだ・・・ ということなんでしょうかね 

ともあれ、「Blow by Blow」 は大ヒットしたわけですが、当のジェフは「なんでイージーリスニングなんだ?!」と、ずいぶん腐っていたとか・・・・・

今じゃ、ちゃんと「ギターインスト部門」があります。
  これもジェフの功績と言っていいでしょう。 

それにしても、ロックからジャズへのアプローチなのだから、せめて「ジャズ・ロック」と言ってほしかった。 当時でも、そういう言い方はあったと思うんですが (ーー;)

で、お宝、お宝 

↓は 「Blow by Blow 」のLPについていたポスターです。                        

                                     携帯画像でスマソ・・・・OTL  (まだデジカメに電池入れてないっす (^_^;)

 かっこいい~ 

裏はライナーノーツとコピー譜になっています。

当時30ン才のジェフ様の、お姿です。

ギターは今のテレキャスじゃなく、レスポールのオックスブラッド、足元には、「赤い狂犬」でしょうか? とにかくかっこいいっす!! ヤフオクで入手しました。(^^♪

ジェフの立派なところは、今年62歳なのですが、今でもこの頃のまま外見がちっとも変わってなくて、若々しいルックスを整形なしに保っているところです。

いったい何飲んでるのか、いっぺん聞きたい若さの秘訣!

あ、もちろんギターも、日々進化し続けているところがすごいんです

・・・・イージーリスニングからずいぶん離れてしまったみたい、今のイージーリスニングって何だろ?・・・・・

 


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私的世界三大ソウルフルボイス ③キング牧師 [音楽雑談]

いやいや、秋も深まってきましたね。 ちょっと体調を崩して更新できませんでしたので、今日は頑張って続きを書こうと思います。

世界三大ソウルフルボイスの3人目は、マーティン・ルーサー・キング牧師です。

音楽家ではなく、宗教家ですが・・・

英語の教科書などで知ってる、という方もたくさんいらっしゃると思いますが、アメリカ公民権運動の文字通りカリスマリーダーだった方です。

1960年代になっても、アメリカではひどい黒人差別が続いていましたが、それに対し完全と立ち向かい抗議をした彼は、そのために命を落とすことになってしまいました。

しかし、今のアメリカはどうでしょうか?

いまだに差別はあるかもしれませんが、60年代よりは確実に良くなっているのではないでしょうか?
たとえて言えば、ライス長官。 黒人で女性という立場で政府の高官というのは、おそらく当時想像さえできなかったのではないでしょうか。

今、私たちは何の抵抗もなくそれを受け入れ、ライスさんが黒人(アフリカ系アメリカ人と言うべきなんでしょうが)だということに、何の疑問も抱いてはいません。
むしろ、キャリアウーマンのファッションリーダーとして、彼女のファッションが注目されているほどの存在でもあります。

しかし、私たちは現実がこうなるために地の塩となって命を捧げ、散っていった多くの人の存在を忘れてはならない、と思います。

それは自分たちがその利益を享受することなく、後世の、後から来る若者たちのためになされた偉大な、ただ与えるだけで見返りのない無償の愛であり、アメリカの一つの絢爛たる時代精神であった、といえるでしょう。

そのキング牧師の演説 「I have a dream」(私には夢がある)ですが、インターネットというものができて、そのおかげで私もはじめて肉声に触れることができ、これを聞いてもう感激したものでした・・・

この格調の高さ、なんと詩的な、なんと美しい、なんという純粋さ・・・
そして、この魂を揺さぶるソウルフルな声

この時はまだウィンドウズ95くらいの時代でしたけど、めちゃめちゃ感動しました。 やっぱり、この時代のソウルミュージックなどには、この公民権運動の影響があったと思われます。

人間、一度はそういった逆境に身をおいて鍛えられないとだめなんでしょうかね・・・・

キング牧師も魂と声が一体になっている、数少ない一人だと思います。

私も「 I  have a dream 」くらいしか聞き取れんくらいの英語力ですが、それでも涙が流れました。
20世紀アメリカを代表する名演説といわれています。

 http://dreamer1.hp.infoseek.co.jp/king001.ra  ←ここからど~ぞ

「~私には夢がある。 いつの日か、私の幼い4人の子供たちが肌の色によってではなく、ひととなり、そのものによって評価される国に住む時がくるという夢が。~」

これを聞くとき、こういう天使のような、時代精神のような人々の活躍により、時代はつくられ、ありとあらゆる差別は撤廃されてゆくのだな、としみじみ考えます。  

日本でも、まだいろんな差別があり、ほかならぬ自分もそれに苦しみ、あるいは加担しているかもしれない立場ではありますが、思いを馳せることは大切だなあ、と思う今日このごろです。

 ところで、昔、若かったとき、友人たちと差別について話し合っていた時、いろんな差別がなくなっていって、最後に残るのは何に対する差別か、という話題になりました。

口々に「障害者だろう」「いや、女性よ」「老人だ」と、言っている中で、元フォークシンガーだった T中K二氏がぼそっと 「そりゃ、顔の悪いもんに対する差別や、ブサイクなもんに対する差別はな、最後まで残るで。」

T中さんは、自他共に認める「ぶおとこ」だったので、笑うに笑えず困りました

ど~してるかなT中さん、彼のような社会派の歌を歌うフォークが本物で、日本で俗にいうフォークソングなんて、あ~た、歌謡曲ですわよ。
単にギターで弾き語りというスタイルを真似ただけで・・・。(^_^;)

T中さんも、CDはまだ出てるようですが、もう歌ってないみたいです・・。

キング牧師に関しては、いろいろなHPがありますので、参考になさってください。

「キング牧師の部屋」     ← こちらでもっと演説が聞けます。  


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私的世界三大ソウルフルボイス ②ホセ・カレーラス [音楽雑談]

私的世界三大ソウルフルボイスの2人目は、ホセ・カレーラスです。

 いわずと知れた「三大テノール」の一人ですが。

他の2人(ドミンゴ、パヴァロッティ)に比べ、体も小さいし、病気だったし、声もやや軽い感じがするのですが、とにかくこの人の情熱的な歌い方は素晴らしいのです。

前にも書きましたが、私的ソウルフルボイスとは、歌い手の魂からダイレクトに出た声という波動が、聞き手の魂にストレートに響き、揺さぶる、というものですが、

彼の声というか、歌は、まさにそれなんですね。

そして、絶対に手抜きをしていない・・・・
いつも一生懸命に生きている、今できることを精一杯誠実に、真剣にやっている、という姿勢がひしひしと伝わってくるのです。

それは白血病で一度死の淵をのぞいたから、かもしれないけど、それ以前から彼の歌にはそういった鬼気迫るものがあった、と思います。

レナード・バーンスタイン指揮、ホセ・カレーラスとキリ・テ・カナワ共演という信じられないラインナップの「ウエストサイド物語」メイキングVTRでも、その姿勢を見ることができます。
これは、病気になる前の録音ですが、一番の魅力のハイトーンがあまりない曲ばかりなのに、その表現力がすご~い のです。

「マリア」の歌の前に「マリア・・・」と一言セリフがあるのですが、これが、たまらん!
万感胸に迫る「マリア・・・・」なんですうぅう

それに、竜虎相打つリハーサル風景、これは素敵です。こんな火花を散らすような戦いがあって初めて、いい作品が生まれてくるのでしょうね。

ずっと前のことですが、クラシックなんかわからん、つまらん、聞きたくもない、ウエストコーストが最高!という人にCDプレーヤーを貸したことがあって、その時うっかりその中に、カレーラスのオペラアリア集のCDを入れたまま渡してしまったんですね。

そしたら、すぐに電話がかかってきて、「あれ、誰?」「?」「あのオペラみたいなすごい声の、誰?」と聞かれました。

「たぶんカレーラス」と答えると、「すごいな~、あれは聞ける、聞ける。」と妙なほめ方をして、その後プレーヤーだけが返ってきて、CDは返ってきませんでした・・・

おそらくその人にも、彼のソウルフルボイスが伝わったのでしょう。
良かった良かった (つか、返せよ・・・)

ウエスト・サイド・ストーリー メイキング・オブ・レコーディング  これが、その「ウエストサイド物語」CDメイキング

   DVDです。 ここだけのヒミツですが、Youtube で

   密かに見れます。 「マリア・・・」を堪能してください。

 

私のお勧めは、もっと高い声が聞けるアリアなんですが、これがまた、あなた、ありがたいことに、ここでひそかに見て、聞くことができます。↓

  http://www.youtube.com/watch?v=lsTO8e-e0rY

プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」の「冷たい手を」です。
「私は詩人です(中略)貧しさにひるまず、愛の詩のなかに王侯のように豊かに生きています。」と歌う、髪の毛フサフサのカレーラスは、とっても素敵

共演したプリマたちが、「本気で口説いているのかと思った」と言うのもムリはない、情熱的な歌い方です。

ちなみに、カレーラスと伝説のロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーは、兄弟弟子の間柄です。

というのは、カレーラスを見出したスペインのソプラノ歌手、モンセラ・カバリエは、実力ある若い歌手を育てるのが趣味(?)で、フレディにも稽古をつけていたとか(^_^;)         

     黄金のベスト                  Solo Collection

← 兄弟仁義

いや、深い意味はありません。 ちょっと並べてみたかっただけ (^_^;)

 

 

  


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(私的)世界三大ソウルフルボイス ①オーティス・レディング [音楽雑談]

しばらく小難しいのが続いたので、今日は、思い切り独断と偏見で語らせていただきます。

世の中には、なぜだか波長が合う、というか気が合うというか、なんともいえない相性の良さを感じるもの、あるいは時というものがあると思います。

数年前のことですが、ある会合で各地の代表が自己紹介をするという、ごくごく日常的な場面で、どういうわけか私の心の中のバイブレーションが大反応してしまって、困ったことがありました。

その人は 「北海道から来ました○○です。今、北海道は空気が澄み、鮭が川を上る季節です。」と、自己紹介されただけだったのですが、突然、私の目の前には、北海道の大原野が現れ、鮭をつかまえる熊さんの映像が、さわやかな空気が、咲き乱れる美しい花が見えてしまったのです。

そして、あろうことかそれだけで感動してしまって、ぼろぼろと涙が出、困ったことがありました。

変なヤツ、と思われても仕方がないのですが、どうしてもその感動が止められなくて、でも、何に感動したのか、自分でもわからない・・・。
まさに、バイブレーションが合ってしまった、としか言いようのないことがありました。

おそらく、その日の体調や、感受性の具合など、いろんな要素が交じり合ってそうなってしまったんでしょう。
まあ、それくらいの感受性がなければ、音楽なんてやってられんわ、ということにしておきましょう。

ところで、私にとっては、いつ聞いても感動してしまう、というかバイブレーションの合う声というのがあり、そういう声はストレートに自分の魂に響いてくる感じがするのです。

もちろん、その声の持ち主が類まれなる歌手であることも一因かもしれませんが、歌手でないこともあるので、やっぱり魂のバイブレーションが合う声、つまり私にとってのソウルフルボイスと、表現させてもらいました。

私的世界三大ソウルフルボイス、その①は、オーティス・レディング です。

いわずと知れた、ソウルシンガー、R&Bの大御所ですが、もう、小さい時から好きで好きで、よく聞いたものでした。

オーティスは絶対ライブの方が、スタジオ録音より良いので、(もちろんスタジオ録音も素晴らしいのですが)、もし初めて聞かれるのなら、ライブ盤をお勧めします。

ほんとに、どうしてこの人はこんなに、悲しい声、切ない声、敬虔な祈りのような声をしているのでしょうか。
それに、この若さ(享年26歳)にして、この風格と実力、そしてものすごい人気。

これほどまでに熟しきれば、後は果実が実り、枝から落ちるように、その先に死が待っていても不思議ではなかった・・・・(飛行機事故による)

この画像は、私が持っているLPで、モンタレーポップフェスティバル(1967年)のライブ盤です。
この写真を見ると、あたかもオーティスとジミ・ヘンドリクスが共演してるみたいに見えますが、してません。(
きっぱり

片面オーティス、片面ジミヘンという、なんだか1枚で2度おいしいというか、売らんかな精神見え見えの、レアものでございます。(それにひっかかって買ったんですが・・・)
今ではCDにもなってなくて、幻の1枚といえるんではないでしょうか?

      ←写真まずくてスマソ m(_ _)m

      ←デジカメの電池が切れてて、携帯で撮り     
                                 ました・・・

このアルバムの「I've been loving you too long」 と 「Try a little tenderness」が、ほんと、素晴らしいんです 
涙なしには、聞けません。 

ここだけの話ですが・・・・

なんとこの時の映像がYoutubeにアップされているんです。
(ただし、3分は会場にいるおねーさんばっかり映っていて、オーティスはほんの1分くらいという、サギみたいな画像ですが・・・)

も~、初めて動いているオーティスを見て、わたしゃ泣きました
(デルモナコの時もおんなじだったけど・・・

一回、見てください。 バックのMGSも、ほんとにすごい!

http://www.youtube.com/watch?v=kNDXZfk7CXA&mode=related&search=

↑これは「I've been loving you too long」 最初は「Shake」が入ってます

http://www.youtube.com/watch?v=W4PDj3IkC04&mode=related&search=

モンタレーの画像があまりにひどいので、同時期のヨーロッパツアーのものにしてみました。 これはコンパクトにまとまっていますね。

いずれにしても、お客さん大喜びで、あ~、私も見たかったわ~
 

 

 


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