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調の意味について その⑧ [音楽理論]

こんにちは、今日は変ロ長調からでしたね。 そろそろ終わりなので、ここでもうひと頑張りしょう。

 変ロ長調 (B♭maj , B-dur)

この調は、「愛、元気さ、ユーモラス」などを表現するといわれています。

特にモーツァルトがこの調で愛の歌をたくさん書いています。 また、管楽器の調でもあります。 というのは、クラリネットやトランペットなどは、もともとこのB♭にチューニングされていますので、当然演奏しやすい調になるのです。 ですから、吹奏楽では頻繁に出てくる調、といえるでしょう。

それと、別名「ファゴットの調」ともいわれ、ファゴットのための曲もたくさん書かれています。

変ロ長調の名曲は、 バッハ 「ブランデンブルグ6番」 ハイドン 「協奏交響曲」(ファゴットを含む) モーツァルト 「ファゴット協奏曲」 などなど。

モーツァルト:ファゴット協奏曲&ハイドン:協奏交響曲/他 ← これは、1枚で2度おいしい、「モーツァルトとハイ

   ドンのコラボレーションでございます。

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 変ロ短調 (B♭m, B-moll)

変ロ短調は、「限りない暗さ、高貴さ」を表す調とされています。

確かに、やや神経質な線の細い響きで、ショパンがこの調で「葬送」を書いたのも、一理ある、と思われます。

平行調であるD♭同様、ロマン派に好まれた調でもあります。

 しかし、変ロ短調は♭が5つもついているので、譜面を見ただけでイヤになりそうで、そのせいか、名曲もあまり数がありません。

変ロ短調の名曲は、 ショパン 「葬送」 チャイコフスキー「ピアノ協奏曲1番」などでした。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番    ← チャイコフスキー「ピアノ協奏曲1番」

     カラヤンにリヒテルという、夢の競演

     今や、天国に行かないと生は聞けません

 


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月

今年はモーツァルト生誕250周年ですから、
いたるところでCDやコンサートのポスターを目にしますね!
by 月 (2006-10-02 21:19) 

hirosonya

月様、いらっしゃいませ。
ほんとに、モーツァルトがクローズアップされていますね!
悪いことではないですが、生誕○年、帰天○年、没後○年と、なんかこのごろ続いているみたいで・・・(^_^;)

で、今年はブルグミュラー生誕200年でもあるのですが、誰も何にも言わないのは、ちょっと可哀想かな?
ピアノを弾く人はすご~くお世話になっているのに、やっぱりビッグネームには勝てませんね。(^_^;)
by hirosonya (2006-10-02 23:21) 

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