調の意味について その⑥ [音楽理論]
夜に記事をアップすると、ほぼ100%エラーになって消えてしまうことがわかりましたので、これからお昼に更新することにします。
そうなると、できる日が限られてくるのですが、仕方ない・・・
ぶつくさ言ってないで、始めましょう。 今日は変イからですね。
変イ長調 ( A♭maj, As dur)
この調についても、情報がありませんでした。
で、所謂名曲といわれるものを集めてみると、
ショパン 「ポロネーズ 幻想、英雄」 「エオリアンハープ」 などなど。 ベートーベン 「ピアノソナタ12番、31番」、悲愴の2楽章」 リスト 「愛の夢 3番」 シューマン 「ホルンとピアノのためのアダージョとアレグロ」
これを見てもわかるように、ピアノ曲が非常に多いことがわかります。
特にショパンは上記以外にも、この調で書いているピアノ曲がたくさんあり、よほどお気に入りの調だったのではないか、と思われます。
ひとつには、変イ長調はピアノでは黒鍵を弾くことが多いので、D♭やG♭のところでも書いたように、てこの原理が働き、やわらかい音が得られる、ということがあげられるでしょう。
また、人によっては「霞がかかったようなぬくもりのある音がする調」とも言います。
いずれにしても、ピアノの音が美しく聞こえる調のようです。
現在の調律では、そうでもないのかもしれませんが、古典的な調律法を用いると、もしかしたらどの調も、もっとはっきりと違いがわかるのかもしれませんね。
← 今、ショパン弾きといったら、ユンディ・リーとか
になるんでしょうか? これは巨匠 ルービン
シュタインの堂々たる演奏です。
ショパン「ポロネーズ全曲」 ジャケットの写真、若くみえるけど・・
変イ短調、嬰ト短調 ( A♭m, G♯m)
表記を変イにしようか、嬰トにしようか、迷ったのですが、両方書きました。変イにすると、♭が7個になってしまい、あんまり現実にはお目にかからない感じですので。(^_^;)
この調も、お察しの通り、情報がないばかりか、名曲も少ない調です。
変イ短調だと、ベートーベン「ピアノソナタ 葬送の3楽章」 ベルディ 「イル・トロバトーレ」の「ミゼレーレ」
嬰ト短調だと、リスト 「ラ・カンパネラ」 くらいでした。
特に、変イは滅多に書かれない調だと言えます。(ーー;)
同じことですが、嬰トになると、「短調の中では、最もきらびやかに聞こえる」という意見もあります。 が、曲が少ないので、比較しにくいですね・・・
← 「ラ・カンパネラ」といえば、もうこれしかないでしょ
う。(^^♪ フジコさん、ものすごいミスタッチをして
も「いいのよ、人間だから間違いもあるのよ」と
居直れるところは、流石です。
イ短調 ( Am, Amoll)
わ~い、やっと情報のあるイ短調にやってきました。(*^。^*)
イ短調は 「慰めのない孤独」 を表します。
おそらく、ほとんどの方が人生で初めて演奏する短調が、これではないでしょうか? あ、ピアノだけかな?・・ ギターとかだったら、Emの方が易しいのかしら? (・・?
で、名曲ですが、あります、あります。
ベートーベン 「エリーゼのために」 ショパン「木枯らし」 グリーク 「ピアノ協奏曲」 マーラー「大地のうた」 「悲劇的」 などなどなど・・。
いっぱいあるので、後は自力で探してください。
でもか、というくらい入っていて、この値段は
安いのではないでしょうか?もち、「エリーゼ
のために」も入ってますよ~(^^♪
「ベストピアノ100」
ここで、えらいことに気づきました。! イ長調書くの、忘れてました・・・
仕方がないので、この次ね。 お楽しみに。
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