調の意味について その④ [音楽理論]
こんにちは。 今日はお昼に時間ができたので、ブログの更新をしているのですが、ま~なんてサクサクなんでしょう うれしくて、涙が出そう です。
では、今日も張り切ってまいりましょう。 その③がホ短調だけで、異常に短かったので、この調子でいくと、今年中に「ジャイアント・ステップ」にたどり着けないかも・・・。 いやいや、頑張ろう、一日一調だ!(だから、それだとだめなんだって・・・・)
ヘ長調 (Fmaj, Fdur)
へ長調は、「純粋で優しい心を持つ人」を表します。 それは、しばしば「農民的なもの、明るい素朴さ」をイメージさせるらしく、名曲もそういったものが多いようです。
ヘ長調の名曲は、 ビバルディ「秋」 バッハ「ブランデンブルグ1.2番」 モーツァルト「オーボエ四重奏曲」 ベートーベン「田園」 シューマン「楽しき農夫」 など。
「楽しき農夫」なんて、まんまですよね。
それから、ヘ長調はオーボエの調ともいわれています。 モーツアルトの「オーボエ四重奏曲」はもちろんですが、ブランデンブルグ1・2番にもオーボエが登場します。 こういうことを知ると、あのオーボエのなんともいえない音は、純粋で優しい農夫を表現するのに最適、と思えてくるから、面白いですね。
ベートーベン「田園」です。のどかな感じ。
ヘ短調 ( Fm, Fmoll)
この調は「内面の苦しみ、悲しみ」を表現する、といわれていますが、確証が取れませんでした。
また、「最も暗く演奏しにくい調」なので、所謂名曲が少ない、ともいわれています。 「演奏しにくい」というのは、弦楽器に関してなのでしょうか?
バイオリン弾ける人、おせ~て~!むつかし~の?
あ、すみません、取り乱しました。 (これはニ短調でしたよね。)
で、ヘ短調の名曲は、 ビバルディ 「冬」 ショパン「ピアノ協奏曲2番」くらいでした。 う~ん、やっぱり暗いかな。
で、ちょっと目先を変えてジャズではどうだろう、(管楽器はフラットがついている曲の方が演奏しやすいので) と思って、さっき1001(センイチ)と360(サブロク)を繰ってみました。
ありましたよ~、名曲 「ジャンゴ」 に 「Moanin'」 に 「You don't know what love is」。
でも、やっぱり暗い・・・・。 そういう調なのでしょうかね。
(注) 1001とか、360というのは、著作権無視の楽譜のブートレッグみたいなものです。 それぞれ1001曲、360曲入っているのでそう呼ばれています。著作権無視なので、良い子は使わないでね、ジャスラックに怒られます。
← ビバルディの「四季」といえば、イ・ムジチ楽団と昔か ら決まってます。(笑)
私は、フェリックス・アーヨのを持っていますが、これはえ~、画像がこれしかなかったので・・・・
嬰へ長調 (変ト長調) ( F♯maj, G♭maj, Fis dur)
この調については、情報がありませんでした。 異名同音調の変ト長調でも調べたのですが、こちらも手がかりがありませんでした。
どなたかご存知の方、教えてください。宜しくお願いします。m(_ _)m
嬰へにしても、変トにしても、各々♯、♭が6個もつくので、曲によっては、むちゃくちゃ弾きにくい、ということになります。
で、名曲ですが、F♯では ベートーベン「テレーゼ」 ショパン「舟歌」、
G♭では ショパンのエチュードの「黒鍵」 「蝶々」、ドビュッシー「レントより遅く」 などがあります。
あ、それから、かの有名な「猫ふんじゃった」(作者不詳)がこの調です。
D♭のところでも書きましたが、この調もほとんど黒鍵を弾くので、ピアノでは柔らかい音が得られます。 そういえば、さっきの名曲も、ピアノ曲が多かったですね。
余談になりますが、今から約20年くらい前、当時アイドル歌手として絶頂だった Y口M恵 嬢の曲がほとんどこのF♯だったそうで、バックバンドを勤めたことのあるジャズミュージシャンのK氏が、「半音上げるか、下げるかしろよ、」とぼやいておられましたっけ。(半音上げるとG,下げるとFになって、演奏しやすくなるのです。)
たいていのジャズミュージシャンは、この調を見ると心の中で「ちっ、半音上げるか、下げるかしろよ」と思います。 全調で死ぬほどスケールやら、移調やらの練習はしているのですが、それでも苦手なのです。
あー、「Any key, OK」 のドラマーが裏山し~。
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