調の意味について その② [音楽理論]
今晩は。では今日も引き続き「調」の持つ意味について、書いていきたいと思います。
変ホ長調 ( E♭maj, Es dur)
この調は、「神聖な愛」を表す、といわれています。
ホルンなどの管楽器がよく響く調なので、管楽器用の曲に多い調です。
ベートーベンがこの変ホ長調で「英雄」を作曲して以降、「英雄の調」ともいわれ、リヒャルト・シュトラウスもこの調で「英雄の生涯」を作曲しています。
「神聖なる愛」や使命感がなければ、きっと英雄にはなれないのでしょう。
この調で書かれた名曲は、上記のほかに、
ベートーベン「皇帝」 ブルックナー「ロマンティック」 などがあります。
← 実はこれ以外に画像がなかったので・・・・。
ベートーベンの3番「英雄」です。
変ホ短調 (E♭m, Es moll)
この調に関しても、情報がありません。
そして、この調で書かれた名曲もほとんどありません。
D♯m(嬰ニ短調)と言い方を変えてみても、同じ結果でした。
バッハ「平均律クラビア曲集第1集、8番の前奏曲」(フーガはD♯m)
シューマン「マンフレード」序曲
← ここは、渋~くケンプで決めてみましょうか。
グレン・ グールドとか、キース・エマーソンとかあっ
たのですが、8番は弾いてなかったのだ・・・・・・
「平均律クラヴィア曲集」で~す。
ホ長調 (Emaj,E dur)
やっとホ長調までたどりつきました。
あ~、先は長いぞ、この調子だといつまでかかることやら・・・・
でも、頑張っていきましょう
このホ長調は 「天上の神聖なる響き」を表現しているそうです。
だから、「魔笛」で、高僧ザラストロがこのキイで歌ってたのか!
わかったぞ~
ということで、長年の疑問が解けていくのはうれしいことですね。(^^♪
で、名曲は みなさんご存知の ヴィバルディ「四季」の春 、バッハ「ヴァイオリン協奏曲」 など、言われてみれば天国的な美しい曲たちです。
- アーティスト: リアス室内合唱団, ピータース(ロバータ), リアー(イブリン), クラス(フランツ), ブンダーリヒ(フリッツ), レンツ(フリードリヒ), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, モーツァルト, ベーム(カール), アルント(ギュンター)
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 1998/05/13
- メディア: CD
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